武術創造 DIY・AI研究所
武術創造 DIY・AI研究所 BUJUTSU-CREATION-DIY-AI LAB

【相場師編:第3回】

相場師としての視点、第3回目。最後にお話ししたいのは、「必勝法」なんてどこにもない、という前提に立った上での私の戦い方です。

「このやり方をやれば必ず儲かる」なんて話があれば、苦労はしません。現実はそんなに甘くない。だからこそ、私がまずやるのは「自分が引き受けるリスクは何なのか」を確定させることです。つまり、最悪の事態を想定する。ここを抜きにして、勝負なんて成り立ちません。

「勝つ」ことを求めず、「負けない」ことを考える

夢物語を語っても現実は変わりません。大切なのは、どこまでのリスクなら自分は耐えられるのかという「己を知る」作業です。私にとっての相場戦略とは、資金配分そのもの。最悪の事態が起こっても、とりあえずしのげる配分にする。

「私は勝ちます」ではなく、「私は負けません」。
この姿勢が、生き残るためには決定的に重要なんです。

相場はあなたの期待通りには動きません。上がるか下がるか、専門家だって外しまくっている。そこに翻弄されても、最終的な責任を取らされるのは自分です。国の一言、誰かの発言一つで世界は動くし、それを仕掛ける大きな思惑だって存在する。そんなものを庶民がすべて把握できるはずがないんです。

不確実な世界での「唯一の根拠」

世の中は諸行無常です。何が起こるか分からない。その不確実性の中でやっていくために、何が必要か。それは、他ならぬ自分自身の「自立」という根拠です。

「最悪、相場でどうなろうと、自分の生活は自分の腕で維持できる」という根拠があるからこそ、リスクを取っていけるんです。

美味しい情報に乗っかって簡単に儲けようとする甘えを捨て、シビアに現実を見つめる。そして、万が一の時でも自分の足で立っていられる状態を常に作っておく。

相場の世界で生き残るための知恵は、結局、DIYや武術と同じ「自立の精神」にたどり着くんです。だからこそ、私は「自分の足で立とう」と言い続けている。それが、この不確かな時代における最強の生存戦略だと信じているからです。